Project J x Gyan blue、IPコラボレーション、戦略のアライアンス、これからの$NYANとJ
The Spacesでは、プロジェクトJ(JIN)、にゃんまる/ギャンブルー(原)両陣営が、既存大型IPをオンチェーンで活用するための包括連携を合意。タツノコ系(ガッチャマン/マッハGoGoGo)や週末のワルキューレ、宇宙戦艦ヤマト、銀河英雄伝説等のIPを柱に、Sui(Mysten Labs支援)での展開実績と到達度(1ツイートで21万ミント、5~6千WL)を確認。単なるIPコラボに留まらず、コミュニティ主導のエコシステム共創、CEX/DEXを見据えたトークン戦略(9月目処の大型施策構想)まで踏み込み、次週の合同会議と週次オープンAMAで具体化を進める方針が示された。
Twitter Spaces録音まとめ:Project J × にゃんまる/GFA AMA(協業キックオフ)
参加者と役割
- 原(げん):にゃんまる/ギャンブルーのコミュニティ主宰。GFA(終盤でGFIにも言及)側のリーダー。今回のホスト。
- JIN(ジン):Project J リード(グローバル・アライアンス/事業開発を統括)。過去にAnimoca Japan立ち上げ関与、UPBOND(アップボンド)の創業者。日英中のトライリンガルでエンジニアバックグラウンド。
- John:Project J CMO(香港拠点)。実行(エグゼキューション)の責任者。Web3歴6–7年、過去にエンタメ系Web3プロジェクトを創業。
全体サマリー
本スペースは、Project Jとにゃんまる/ギャンブルー(GFA)の戦略的連携をコミュニティと共有し、今後のエコシステム構築・トークン/コミュニティ連携・IP利活用の共創方針を確認する場となった。Project Jは日本の大手/名作IPをオンチェーンで扱う許諾を獲得し、透明性の高いライセンス/分配のプラットフォームを志向。ミステンラボ(Sui)の強力な後援と実績(GDCでのFree Mint 21万件、WL 5–6千件/1ツイートなど)を背景に、にゃんまるの強靭なTOCコミュニティ運営力と接合することで、グローバルにスケールするトークン/ユースケース創出に踏み出すことが合意された。短期では来週からの定例参加/公開AMAを通じた「オープンに作る」体制を開始、中期では9月を一つの目線に大型施策(CEX/DEXでの強い初動を狙う共同アクティベーション)を検討する方向で一致した。
議題と論点
Project Jの概要とIP戦略
- JINの説明
- 日本発IPはグローバルで勝てる。既存の成功IPをブロックチェーンに載せ「透明性」と「尊重(リスペクト)」を両立させるライセンス/分配プラットフォームを構築。
- 日本の大手IP保有者からオンチェーン許諾を得るのは極めて難しいが、長年のコミットで信頼を獲得し、既に5つのIPをクローズ。
- 具体IP(AMA限定の開示含む):
- タツノコプロ(ガッチャマン、スピードレーサー/マッハGoGoGo 等)
- セガ
- 週末のワルキューレ(Record of Ragnarok)
- 宇宙戦艦ヤマト
- 銀河英雄伝説
- 従来、海外デベロッパーが日本IPを使う際は「村社会」や深いIP理解の壁、トランスレーター不在、収益報告の不透明さ等で破綻例が多かった。Project Jは信頼・可視性・翻訳/橋渡しを担い、IPと新規事業の結節点となる。
- 既存IP活用の分配・流通で知られるStory Protocolの文脈にも触れつつ、Project Jは「新規IP偏重」ではなく「既存の強力IPを担ぎ上げる」ことでマスアダプションに近道を作る戦略。
- 原の整理
- メガIPのアセット(キャラクター/アート/設定等)をオンチェーン化し、ゲーム/NFT等のエコシステムで活用する許諾を得た点がコア。ここににゃんまるのコミュニティ駆動力を掛け合わせることで高い期待値。
Sui/ミステンラボの後援と実績
- JIN
- ミステンラボ(Sui)からの強い支援。GDCでのプロジェクションマッピング含むプロモ支援。
- Sui公式Xの1ツイートでFree Mintが約21万件発生。WLも1ツイートで5–6千件という配信力。
- アプリケーションレイヤーのチェーンとしてリーダーになり得る(Avalancheを抜き地位確立の見立て)。
- 原
- Sui/Mystenの“激推し”先の一つがProject Jである点を補足。外部パートナー/チェーン側のバックアップが強固。
にゃんまる×Project Jの協業スコープ
- 「単なるIPコラボに留まらず」エコシステム共創を明言。
- JIN
- にゃんまるは世界的に稀なレベルでコミュニティ運営・期待値コントロール・DEX上場運びを成功させてきた。ハンズオンで同水準を実現できるチームはほぼいない。
- B2Bに寄せれば安定しやすいが、TOCの「熱量」がスケールの鍵。にゃんまるのTOC力と自陣のB2B/ライツ力を接合し両輪化する。
- カナダのゲームスタジオなど、収益分配/開発費持ちででも日本IPを使いたい需要が強い。Project Jが取った権利を外部プロジェクトに供給しユーティリティを作らせ、需給を高めて価格・価値を押し上げる設計を志向。
- 原
- にゃんまる側がProject Jの強力IP群で実効ユースケースを先行創出し、成果をProject J内で横展開→コミュニティ拡張。高速で大きな波を作れる確信。
トークン/エコシステム連携の構想
- 原
- 両コミュニティを束ねた「共同トークン的なアクション(例:共同ミント/上場)」のカジュアルアイデアを提示。Sui×ミステンの配信力と両コミュニティの動員があれば、DEXトップトレンド/大手CEX即上場も射程に入ると自信。
- JIN
- 9月に向けて大型アクトを仕込みたい意向。にゃんまる側の「特攻力/曲線(勢い)」と、Project J側のグローバルB2B/ライツ/チェーン関係が結節すれば初動を作れる。
- 両者
- 「トークンも心も融合」レベルの連携を志向。ただし本セクションの一部はブレスト段階と明言(過度な既成事実化は避けつつ、実装へ舵)。
Go-to-market/オペレーション
- オープンに作る:毎週の公開AMA/スペースで進捗共有(英語での過去試行から、日本語×公開を主軸へ)。
- 原がProject Jの定例(来週水曜)に営業的ポジションで参加し、合意事項を対外的に週次で説明・議論する運用へ。
- 海外展開はJIN/Johnが主に主導、英語圏は原もドライブ。日本側の企画を海外メンバーに高速同期する“言語/文化ブリッジ”を両者で担保。
市場観・哲学(動機づけ)
- 所有の時代(財産権の回帰)
- 原:ブロックチェーンは“所有権の民主化”をもたらす革命。Web3の本質に人生を賭ける。
- JIN:消費者から所有者へ。日本人の資産形成/オーナーシップの感覚を変革する好機。未公開株的アセットも本来はチェーンで民主化可能。
- B2B vs TOC
- JIN:B2Bは安定だが革命はTOCから起きる。株主の反対を押し切ってもC側の挑戦をやり切るために「知恵(=Project J子会社)」を作った。
- 日本×グローバルの橋渡し
- 日本の意思決定の遅さ/文化的ハードル(NATO=No Action, Talk Onlyの皮肉)を理解しつつ、尊重とスピードのバランスをとる“ブリッジ人材/組織”が鍵。にゃんまる×Project Jの補完関係はここに強み。
- 社会的文脈
- 国内政治・経済への危機感(税/スキャンダル言及、広島/長崎の時期に重なる発言)を背景に、若年層の覚醒/参画が進む兆し。ビジネス領域から変革の先頭に立ちたいという意思表明。
決定事項/アクションアイテム
- 連携のコミットメント
- Project J × にゃんまる/ギャンブルーの戦略的連携を明言。「エコシステム作り」を共通KPIに据える。
- 次回以降の運用
- 来週水曜:原がProject Jの全体会議に定期参加開始。
- 以降:毎週の公開AMA/スペースで合意事項・進捗・新施策を開示(リーン&オープンにビルド)。
- ユースケース創出
- にゃんまる側でProject J保有IPの先行実装/検証(ゲーム/NFT/コミュニティアクティベーション等)を加速。
- トークン/上場戦略(検討開始)
- 9月を一つのマイルストンに、共同アクティベーション(大手CEX/DEX初動強化)を設計。Sui/Mystenの配信力と両コミュニティの動員を前提にプランニング。
- 事業開発
- 海外デベロッパー(例:カナダのゲーム会社)とのレベニューシェア/開発費持ちモデルのパイプを拡充。Project Jを介して日本IPのユーティリティ創出を促進。
ハイライト/インパクト
- 既にクローズした強力IP群(タツノコ/セガ/週末のワルキューレ/宇宙戦艦ヤマト/銀河英雄伝説/マッハGoGoGo)。日本の「本丸」IPがオンチェーン許諾フェーズに入った稀有な事例。
- Sui×ミステンラボの強力な後援と配信力(GDC Free Mint 21万件、WL 5–6千/1ツイート)。アプリケーションレイヤーNo.1狙いのチェーンと密連携。
- にゃんまるのコミュニティ・オペレーションとProject JのB2B/ライツ/グローバルの掛け算により、TOC×B2Bの“両輪”が成立。
- 本スペース同時接続約1,906人の熱量。公開開発でスピードと透明性を担保。
リスク/留意点
- IP実装のレピュテーションリスク:既存大手IPの尊重・監修・収益分配の透明化を厳守(ダンプ/短期偏重NG)。
- 法規制/契約:各権利処理、二次創作範囲、チェーン上の権利表現、国内外の規制適合を精査。
- 日本企業文化×グローバルスピード:意思決定の遅さをブリッジが吸収する体制設計(バイリンガルPM/透明なダッシュボード)。
- トークノミクス:期待値コントロール、フェアローンチ/配賦、流動性/価格安定策の設計。
- 技術/運用:大規模ミント時のスパム/ボット/DoS耐性、鑑定・本人性・真正性の担保。
未解決/今後の検討テーマ
- 共同トークン/アクションの具体仕様(Sui上の設計、配賦、ユーティリティ、ガバナンス)。
- 個別IPごとのローンチ計画(順序、プロダクト形態、KPI)。
- CEX/DEX戦略(候補所、要件整備、流動性計画、グローバルPR)。
- コミュニティ統合運用(多言語、モデレーション、信用スコア/貢献度設計)。
- 収益のトランスペアレンシー実装(オンチェーン計測、IP元への報告自動化)。
参加者別ポイント(発言要旨)
- JIN
- 日本IPのオンチェーン許諾獲得に成功した背景と課題認識(信頼/透明性/トランスレーターの必要性)。
- Suiへの強い評価、Mystenとの密連携、実績(21万Free Mint)。
- にゃんまるのコミュニティ運用を高く評価。B2BとTOCの“両輪化”で世界を取りに行く。
- 9月を目安に大型アクトを仕込みたい。毎週の公開進行でスピード優先。
- 原(げん)
- にゃんまる/ギャンブルーの動員・熱量・DEX運びの強みを提供。Project JのIPで先行ユースケースを作り横展開。
- 共同トークン/上場を含む攻めのアクティベーションに自信。実行責任をコミット。
- ブロックチェーンの本質(所有権の民主化)に立脚。公開・民主的に議論し作る方針。
- John
- Project JのCMOとして実行面を担当。日本IPと組むプラットフォーム構想に強い確信。香港拠点、頻繁に来日可能。
クロージングと次回予告
- 来週水曜から原がProject J定例に参画、以後は週次で公開AMAを継続し、個別IP/施策ごとの具体化を進める。
- 本日の総論(協業合意/役割分担/9月目線/オープン運用)を起点に、各IPの強みを活かした“インパクティブな個別施策”へ段階的に落とし込む。